ワイヤレスイヤホンから変な音がする原因は？ノイズ・ザーザー音などの雑音は？

使いやすいと人気のBluetoothワイヤレスイヤホンですが、使用中に「ジー」や「ザー」、「キーン」といった変な音や酷いノイズ、モスキート音に悩まされた経験はありませんか。変な音はノイズキャンセリングの設定によるものなどさまざまな要因があります。

また、カナルタイプのイヤホンはパチパチ音・プチプチ音・ビリビリ音・ブツブツ音・音割れのようなキーキー音がするときもあります。イヤホンから突然警告音のような音がすると、「壊れたのでは？」「買い替えが必要では？」と不安になりますよね。

そこで今回は、ワイヤレスイヤホンから変な音がする雑音の原因やチェックポイントについて、詳しく解説します。さらにSONY・BOSEといった、人気メーカーのワイヤレスイヤホンから変な音がした場合の対処法についても紹介しつつ、ワイヤレスイヤホン特有のホワイトノイズの消し方があるかも解説しています。

イヤホンとデバイスの間に障害物があると、ワイヤレスイヤホンから変な音が聞こえる場合があります。Bluetoothは、コンクリートの壁や強化ガラスで電波が遮断されるので、音が切れたり異音が生じたりしやすいです。

また、水も電波を遮断するため、家に大きな水槽がある方も影響を受けやすい傾向があります。さらに、ズボンのポケットに入れていると接続がうまくいかない場合があるため、そのときはポケットから出しても異音がするか確認してください。

車や電車に乗っているときやm混雑した駅のホームにいるときに、ブツブツと変な音がするケースがあります。これは、ワイヤレスイヤホンの2.4GHz帯が混雑してしまっているため、異音が生じている場合が多いです。

ほとんどのワイヤレスイヤホンは、2.4GHz帯を1MHz刻みで79のチャネルを設けています。他の人と電波が干渉しないようにFHSSの機能を持っていますが、混雑している場所ではFHSSやAFHの切り替え先が見つからない場合があるのです。

他の機器が近くにある場合に、ワイヤレスイヤホンに変な音が生じる事例があります。電子レンジやワイヤレス電話機など強い電波を発する機器が近くにあると、電波が干渉してBluetoothの通信が不安定になりがちです。

さらに、Bluetooth接続で使うマウス・キーボード・プリンターといった、他のBluetooth機器が近くにある場合も、電波が干渉し合って異音の原因になります。そのため近くに電波を発する機器や、Bluetooth製品がないか確認してください。

ワイヤレスイヤホンに変な音が生じている原因は、タッチノイズである可能性もあります。タッチノイズとは、イヤホンに髪や帽子が擦れて、その擦れた音が直接耳に届いてしまう現象です。これは特に、カナル型イヤホンで起きやす傾向があります。

タッチノイズは曲と合わせて耳に届いてしまうので不快感がありますが、そんなタッチノイズを軽減するためには、イヤホンをシェア掛けするのがおすすめです。シェア掛けとは、イヤホンのケーブルを耳に掛けて使用する方法になります。こうするとケーブルの擦れを減らせるのでやってみてください。

複数のアプリを起動しているとデバイスに負荷がかかるので、ブツブツと変な音がするケースがあります。特に古いデバイスではこのような症状が起こりやすいです。ワイヤレスイヤホンを使用するときは、負荷をかけないために、複数のアプリを起動したままにするのはやめましょう。

また、稀にではありますがアプリ自体に問題があります。その場合は、アプリを1度終了させたり、スマートフォンを再起動したリすると改善する場合があるので試してみてください。

カナルタイプのイヤホンは、耳が密閉されて遮音性が高いので音がクリアに聞こえます。しかし、他のタイプのイヤホンに比べると、タッチノイズの影響を受けやすいのが特徴です。そのため、パチパチやプチプチ音が聞こえやすくなります。

髪や帽子に触れると生じるタッチノイズを軽減するため、カナルタイプのイヤホンを使う場合は先述したように、シェア掛けを試してください。

イヤホンからノイズを生じさせてしまうと不快に感じてしまいます。ビリビリ音の原因はイヤホンの劣化によるところが大きく、そのまま放置していると感電してしまうかもしれません。主な原因を下記にまとめます。

【ビリビリ音の原因】

• ケーブルの劣化により断線しかけている
• イヤホン本体の劣化が原因
• ものや服に触れてタッチノイズが起きている
• 音源が劣化して、ノイズや音割れしている
• スマホなど接続機器からのノイズ
  ※特に充電中の機器はノイズを発生させやすい

ワイヤレスイヤホンを充電ケースにしまう際に、イヤホンからキーキー音が鳴る場合があります。異常音ではないかと心配になりますが、これはスピーカーにあるマイクが周囲のノイズを拾い、フィードバックされることによる現象であり、故障ではありません。

このキーキー音は、イヤホンを外音取り込み機能のままケースに入れた場合に起こりやすい現象のため、外音取り込み機能などを解除してからケースに戻したり、イヤホンを収納する際は丁寧にしまうようにしたりすると防ぎやすくなります。

再生デバイスの近くに、Bluetoothで使うマウスやキーボードといった他のBluetooth機器がある場合、電波が干渉している可能性があります。さらにWi-Fiルーターやターミナルも、ワイヤレスイヤホンの電波に影響を与えるときがあるので注意です。

そのため、ワイヤレスイヤホンのほかに、Wi-Fiルーター・ターミナル・ワイヤレス電話機といったBluetooth機器がある場合は、それらの機器の電源をオフにしてください。そうするとワイヤレスイヤホンからの異音は改善されます。

ワイヤレスイヤホンに異音が生じている場合は、スマートフォンとBluetoothを再ペアリングしてください。Bluetoothの接続がうまくいっていないと、ブツブツと音が切れたり変な音が聞こえたりします。

もし再ペアリングしても接続がうまくいかない場合は、Bluetoothを初期化する方法も試してみてください。初期化して再度ペアリングができるのであれば問題ありませんが、初期化しても変な音が消えないときは、故障している可能性があります。

ワイヤレスイヤホンから変な音がする場合は、音楽を再生しているデバイスを再起動してみるのも1つの方法です。再起動した後は、再度Bluetoothを接続してください。そうすると接続がうまくいくようになり、異音が改善されます。

また、音楽を再生しているデバイスのBluetooth接続機器一覧から、ワイヤレスイヤホンを一旦削除して、再度ワイヤレスイヤホンを接続し直すのもおすすめです。再ペアリングで改善がみられるケースも多くなります。

ワイヤレスイヤホンはスマホとの位置関係で、ノイズを発生してしまう場合があります。たとえば距離が離れすぎている場合や、シャツやパンツのポケット・カバンなどに入れている場合は、電波が不安定となりノイズが入ってしまう可能性が高いです。

スマホとワイヤレスイヤホンの位置を確認し、少し近づけると「ジー」「ザー」といった雑音がなくせる場合もあります。

ワイヤレスイヤホンから、「ブー」や「ジー」といった連続的な低音がする場合は、外部からの電気信号が原因になっている可能性が考えられます。そのためワイヤレスイヤホンの他に、接続したままの機器がないかを確認してください。

また、ワイヤレスイヤホンとの接続がうまくいっているかを確認するために、パソコンのオーディオ設定も一緒にチェックしましょう。設定がうまくいっていない場合は、1度Bluetoothの接続を切って、再度ペアリングを行ってください。

ワイヤレスイヤホンから、「ピー」や「キーン」といった連続的な高音がする場合は、オーディオの不具合が原因の場合が多いです。また、パソコン本体の不具合やケーブルの劣化が原因となり、異音が生じている場合もあります。

そのときは、1度ワイヤレスイヤホンの接続を切って、スピーカーで音楽を聴いたときにもノイズが発生するかを確認してください。もしノイズが発生しない場合は、パソコンに何らかの不具合が生じている可能性が高くなります。

ワイヤレスイヤホンからブツブツと断続的に音が続く場合は、デバイスやワイヤレスイヤホンのバッテリー残量が少なくなっている可能性があります。バッテリー残量が少ないと、接続が不安定になり、ブツブツと音がしやすいです。

また、電子レンジやワイヤレス電話機といった強い電波を発する機器が近くにある場合も、同じような異音が生じます。バッテリー残量とあわせて、そういった機器が近くで干渉していないかを確認してください。

ワイヤレスイヤホンから断続的に高音の異音が聞こえる場合は、ノイズキャンセリングが原因となっている場合があります。もし、電車の中や混雑した場所で断続的に続く高音がした場合は、iPhoneの本体設定のノイズキャンセリングを小さく調整してください。

さらに、Bluetoothの接続がうまくいっていない場合もあるので、1度Bluetoothの接続を切って、再ペアリングするのもおすすめです。それらの方法を試しても改善しない場合は、修理を検討してください。

SONYの場合は、まずソフトウェアを最新にするようにと記されています。また、混雑した場所でヘッドホンを使用していないかや、ヘッドホンの近くで動作している他のBluetooth機器がないかの確認をしましょう。詳しくは下記リンクをご覧ください。

BOSEでは、まずBluetooth機器からヘッドセットのペアリングを解除したあと、再度ペアリングを行う方法を紹介しています。さらに、電源を再投入したり、再起動したりする方法も効果的です。詳しくは下記リンクで解説されています。

Beatsでは、ワイヤレスイヤホンのノイズを改善するために、1度イヤホンをリセットする方法が効果的だと紹介しています。電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押しすると、イヤホンがリセットされます。そのほか、詳しいリセット方法は以下リンクにて確認してください。

ワイヤレスイヤホンを使用中に、ブツブツと途切れるような音がする場合は、接続不良が考えられます。再ペアリングすると概ね改善しますが、もし改善しないときは、イヤホンの故障を疑ってください。

もし変な音が続くようであれば、ワイヤレスイヤホンを修理に出すのをおすすめします。また、古いバージョンのものは不具合も多くなるので、長年使用している場合は性能のいい最新の機器へ買い替えるのも1つの方法です。

ワイヤレスイヤホンが原因ではない場合、スマホを修理に出すか長く使用している場合は、機種変更なども視野にいれてみましょう。

ホワイトノイズと呼ばれる、ワイヤレスイヤホンから聞こえるサーっという音の消し方をご紹介します。そもそもホワイトノイズは、イヤホンが音を鳴らす上で起こりやすい現象です。これは、比較的値段が安いダイナミック型と呼ばれるイヤホンに起こりやすい傾向があります。

どうしてもホワイトノイズが気になる場合、感度の高い高価なイヤホンを選ぶのも一つの手です。また、スマホやパソコンなどの音源の方の音量を上げ、イヤホン側で音量を下げるといった方法でも、ホワイトノイズを軽減できる場合があります。

ワイヤレスイヤホンの使用中に、変な音がする場合の原因と改善方法について紹介しました。ワイヤレスイヤホンからの異音に悩んでいる方は、まず慌てずに再ペアリングや再起動を試してください。また、バッテリーやタッチノイズのチェックも忘れずに行って、異音のないクリアな音楽を楽しみましょう。