ヘッドホンは寝ながら使えるのか解説｜死亡事故や危ないって本当？寝ながらイヤホンは？

1日の終わりにASMRでリラックスタイムを楽しむ方や、好きな音楽を聴きながら眠りにつきたい方も多いのではないでしょうか？寝るときにヘッドホンやイヤホンしながらでも平気なのか、それともだめなのか気になるところですよね。

実は、寝るときにイヤホンをするのは危険をともないますし、過去には死亡した例もあります。耳栓替わりにイヤホンを使われる方もいると思いますが、寝ながらヘッドホンを使うとなぜ危ないかについてや、寝ながら安全に音楽を聴く方法をご紹介します。

さらにヘッドフォンの選び方や、話題のイヤホンしたまま睡眠がとれる「寝ながらイヤホン（寝ホン）」についても解説していますので、ヘッドホン・イヤホン選びの参考にしてください。

結論から言うと、寝ながらのヘッドホン使用はおすすめしません。ヘッドホンを使用すると、周りの音が遮断されてよりダイレクトに音楽を楽しめるため、自分の好きな音楽でリラックスしながら寝る直前まで音楽を楽しめますが、ヘッドホンを使用したまま寝てしまうと、目覚めるまでの長時間をずっと音を聞いています。

長時間のヘッドホン使用は、耳の負担となり難聴を引き起こす可能性があります。コンサート会場などで音楽を聴いたあと外に出ると、耳がジーンとして周りの音が聞こえづらくなりますが難聴はその症状が続き、寝ながらヘッドホンを使用すると横向きになると耳が圧迫され最悪の場合、骨折する可能性も。

寝入ってしまうと痛みに気づかずに寝続けたり、ヘッドホンに負荷がかかって壊れる可能性もあるので気をつけましょう。

ヘッドホンはイヤホンに比べて本体サイズが大きいため、寝ている間にヘッドホンが枕に押し付けられて圧迫感を感じやすく、快適な眠りを妨げる可能性があります。一方のイヤホンには『寝ホン』と呼ばれるタイプがあり、寝ながらでも痛みや違和感なく音楽が楽しめるものがあります。

寝ホンには多くの種類があり、自分の耳にぴったりの痛くならないイヤホンを見つけやすいです。寝ながら音楽を聴くときは、ヘッドホンよりもイヤホンの方がおすすめです。装着感に直結する形状は、カナル型とインナーイヤー型の2種類があります。それぞれの特徴を知って最適なタイプを選びましょう。

完全ワイヤレスの骨伝導イヤホンも睡眠時に向いています。耳の後ろやこめかみに当てて装着する骨伝導イヤホンは耳や鼓膜への負担が少ないですし、ワイヤレスでコードが絡む心配もなく、イヤホンの圧迫感が苦手な方には特におすすめです。また、ノイズキャンセリング機能が付いているイヤホンは耳栓代わりとしても使えます。

寝ながら使用するならヘッドホンよりイヤホンがおすすめと説明しましたが、寝ホンを選ぶときは以下のような機能性を備えたタイプを選びましょう。

• ワイヤレス：寝ている間にコードが首に巻き付く危険性があるため、有線よりもワイヤレスタイプがおすすめです。
• ハウジング（耳を覆う部分）が小さい：耳への負担が少なくなります。
• 軽量：耳への負担が少なくなります。また持ち運びに便利です。
• ノイズキャンセリング機能：周りの音をシャットアウトしてくれます。

電車や新幹線でヘッドホンを使用するときには、周りの騒音や雑音を低減するノイズキャンセリング機能があるものを選ぶのがおすすめです。ノイズキャンセリング機能があると、周りの音を遮断してくれるので、雑音に邪魔されずに音楽を楽しめます。

いくつもの音を聞いていると疲れますが、ひとつの音に集中できるノイズキャンセリング機能があれば、寝ながら音楽を聴いていても疲れづらくなります。

どんなにノイズキャンセリング機能が高くても、耳への密閉率が低く隙間から周りの音が聞こえてしまっては意味がありません。耳への密閉が低いと周りに音が漏れてしまい、周囲の人への迷惑にもなります。人が密になる電車や新幹線の中では、遮音性に優れたヘッドホンがおすすめです。

遮音性が高ければ、外部からの音が入り込みにくく、音漏れもしづらいので周りへの迷惑にもなりません。電車や新幹線で使用する場合は、遮音性に優れたヘッドホンを選びましょう。

ワイヤレスヘッドホンは、ケーブルを繋がなくても音楽を楽しめる構造になっているため、バッグの中で絡まったり、電車や新幹線で他人に引っかからず気軽に使用できます。また、電車や新幹線の中で寝ていても寝返りは打ちませんが、混雑時にケーブルが引っ掛かるなどトラブルにつながる場合があります。

電車や新幹線での移動時には、ワイヤレスのヘッドホンがおすすめです。

充電時間や再生可能時間も、ワイヤレスヘッドホン選びの重要な要素の1つです。うっかり充電を忘れて、寝る前に慌てて充電しても、充電時間が早ければそれだけ睡眠時間が削られにくいです。

また、再生時間が長いものを選べば、充電残量を気にせず長時間使用できます。充電の回数を減らせるため、充電の手間が軽減できるのもメリットです。

ここではイヤホンしながら寝る際の注意点を紹介します。内容をチェックして、安全に使用してください。

• 断線：有線イヤホンの場合は断線すると感電の恐れがあるため注意してください。
• 音量：大きすぎる音を流すと、耳が痛くなる方もいます。
• フィット感：外れやすいイヤホン・大きすぎるイヤホンは避けてください。耳に入れて痛くないものを選んでください。

スマホを充電しながら使用する、いわゆる『ながら行為』の経験のある方は少なくありません。充電中のスマホは平時よりも高い電圧がかかっているので危険で、感電する事態に陥る可能性もあります。

実際に海外で充電中のスマホ有線イヤホンをつないで使用したまま眠ってしまい、イヤホンから漏電し感電死に繋がった事故が複数確認されています。睡眠時でなくとも充電中にイヤホンを使う時はワイヤレスのものを使うようにしましょう。

寝ながら音楽を楽しむならヘッドホンやイヤホン以外にも、CDプレーヤーがあります。CDプレーヤーは、従来の置き型タイプのほかに、壁かけタイプもあり、お気に入りのCDをセットするだけでヘッドホンやイヤホンなしでも音楽を聴けるのが特徴です。

下記の記事では、壁掛けCDプレーヤーや置き型のCDプレーヤーを紹介していますので、参考にご覧ください。

ヘッドホンはいつでも音楽を楽しめて、リラックスタイムを楽しめます。しかし、寝ながらの使用は音量や使い方に十分気を付けてください。負担がかかるほど難聴や耳の痛みを引き起こす可能性が高まるため、気を付けながらヘッドホンを適切に活用し、快適な睡眠を取ってください。