ヘッドホンの付け方｜耳が痛くならない付け方は？髪型がへこむ・メガネの場合も

せっかく買ったヘッドホンを付けてみたら「なんだか締め付けられる感じがして痛い」「長時間しているのがきつい…」と感じる人もいますよね。そんな方はもしかしたらヘッドホンをつける位置がずれている可能性があります。

また「髪の毛が邪魔になる」「髪型がへこむのが嫌」「ニット帽子やメガネに当たってしまう」とお悩みの方も多いです。ヘッドホンは屋内だけでなく外出中に使うことも多いので、できるだけ快適に使いたいですよね。

この記事ではヘッドホンの正しい付け方・長時間つけても耳が痛くならない付け方・後ろ掛けヘッドホンのやり方を解説します。またイヤーパッドを正しくつける位置・髪型が崩れない、潰れない方法・おすすめヘッドホンも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ヘッドホンはアーム・イヤーパッド・スライダーが付いており、ハウジングと呼ばれる中心部から音が出て耳全体を覆うような構成になっています。そのため、ヘッドホンのイヤーパッドは上過ぎず、下過ぎずハウジングのちょうど真ん中に耳があたる位置に置きましょう。

イヤーパッドが耳たぶに重なるぐらいの位置は、全体的に音を拾え、耳が痛くならない場所です。人によっては耳の大きさが違うので、微調整していきましょう。ただし、ヘッドホンのイヤーパッドの形状や大きさで合う、合わないものもあります。

意外に知らな人が多いのですが、ヘッドホンにはステレオ、モノラルといって右左から出てる音が違います。たとえば、右から楽器の音が出ていたり、左からボーカルの声が出ていたりするといったイメージです。

ヘッドホンを左右付け間違えると、音量が違って聞こえうまく音が拾えなくなったり、ノイズが発生したりする原因の1つになります。反対に付け替えて聞いてみると違いが良く分かるので試してみてください。

ヘッドホンには左右があるのは基本中の基本ですが、意外に知らない人が多い知識です。正しい付け方の1つですので覚えておきましょう。見分け方としては、アーム部分にLやRといった刻印がされていたり、アプリを使って確認したりできます。

ヘッドホンの正しい付け方は頭頂部を基本位置にヘッドバンドを調整します。頭の頭頂部に軽くフィットし、フィットする位置を探しやすくなります。ヘッドバンドは、強すぎると耳に圧迫感を覚え痛くなりますし、弱すぎると音漏れの原因にもなります。

ヘッドホンを丁度頭頂部あたりの真ん中に付けて、ヘッドホンに付いている左右のスライドで上下を調整し、付け心地のいい場所を探してみてください。

ヘッドフォンで髪型が潰れない方法は、ヘッドバンドを後ろへずらして頭頂部にバンドが当たるのを避ける方法や、使用後に寝ぐせ直しを使って崩れた部分を直すといった方法があります。

また、ネックバンド型のヘッドフォンを選ぶという選択肢もあります。さらに、女性なら髪型をポニーテールやお団子ヘアなど、あえてヘッドフォンをしても崩れない髪型にするのも1つの手段です。

ヘッドホンで耳の側面や頭が痛くなる原因のひとつに、サイズが合っていない可能性があります。頭のサイズとヘッドホンが合わないと、ヘッドバンドがきつく、耳や頭が圧迫されて痛くなります。

サイズが合うか合わないか確かめるには、家電量販店に直接赴き、試聴してから購入を決めるのもひとつの手です。また密閉型のイヤーパッドは、音漏れしないようにヘッドバンドをきつく締める仕様になっているものもあります。

ヘッドバンドの圧迫で耳が痛い人は遮音性が低く音漏れのデメリットはありますが、圧迫感が少ない開放型に変えてみましょう。以下はヘッドホンの締め付け対策について記載した記事です。ぜひ参考にしてください。

ヘッドホンの重量があると頭に違和感を覚え頭痛や首の疲れ、肩こりの原因になります。特にヘッドバンドが二重になっているものはずっしりと頭に重みを感じます。中には、ヘッドバンドが重いものを長期間付けていた結果、「抜け毛がひどくなった」や「髪の毛がすり減ってしまった」人も。

ヘッドホンは軽いものは大体100g前後、重いヘッドホンでは300gを超えるものがあります。プライベート用で使用する場合は120～180g前後のヘッドホンがベストです。

耳が痛い、頭が痛くなる原因として音量と音質も関わってきます。質の悪い重低音を聴くと、「低音酔い」の症状が出てきて頭が痛くなったり気分が悪くなったりします。

コンサートの大音量で気分が悪くなるのは、低音酔いが原因の可能性があります。逆に高音すぎると、耳にキンキン響き痛くなり、耳鳴りやめまいを引き起こす場合もあります。

音量が50%以上の大音量で長期間聴いていると、症状は悪化し、最悪「イヤホン難聴」になる可能性もあるので注意しましょう。音量は少なめで、気分が悪くなった場合は休憩をし、耳は程よく休めるのも大切です。

「メガネ→ヘッドホン」の順番で付けると、経験上スライダーからイヤーパッド上部にかけてフレームがガッチリと締め付けられるので、こめかみや耳あたり短時間装着しただけで痛くなります。

痛みを和らげるためにヘッドホンを外して付けるを何度も繰り返し、ストレスが溜まります。メガネを掛けている人は、「ヘッドホン→メガネ」の順番にかけるやり方が耳に負担を掛けずにできるのでおすすめです。

「ヘッドホン→メガネ」の順番で付ける方が痛くないため、基本的にはおすすめです。なぜならヘッドホン→メガネの順番で付けると、イヤーパッド上部がメガネのフレームを置くちょうどいい場所になります。

ヘッドホンを付け横のスライダー部分のフレームの隙間から、メガネのフレームを通してイヤーパッド上部にすとんとメガネのフレームを乗せると痛くなくなりますよ。しかも、メガネが固定されているので動かず一石二鳥です。

ネックバンド型でも同じで「ヘッドホン→メガネ」の順番で付けると、痛くない上にメガネが固定され安定するのでストレスがかかりにくくなります。メガネの跡がつきにくいくらいのキツさに調節してくださいね。

ネックバンド型ヘッドホンは、ヘッドバンドが細くネックバンドになっています。ネックバンド部分を頭頂部ではなく後頭部に装着するタイプで、イヤーパッドがネックバンドで左右に繋がっています。

そのため、髪の毛が長いロングヘアの女性やワックスで決めている人も髪型の崩れを心配せずに掛けられるのが特徴です。一方、耳掛けヘッドホンはつけ方は同じですが、ネックバンドがなく、イヤーパッドやハウジング部分・ヒモだけのタイプです。

ネックバンドのヘッドホンの付け方は意外に難しいです。以下の順序に従ってください。

1. 基本は普通のヘッドホンと同じで、右(R)、左(L)を確認する。
2. イヤー部分とネックバンド部分が繋がっているので、左右についているイヤー部分をパカっと外側に開く。
3. イヤー部分とヘッドバンド部分が丁度耳が入る太さまで広がったら、ヘッドホンを上からかぶせるように耳の耳輪あたりにスポッと当てる。

※この時に耳の付け根が痛いと感じる場合は合ってないかもしれません。

そして、襟足や髪の毛に引っかからないように注意しましょう。襟足や髪の毛を上にかき上げてから付けるのがおすすめのやり方です。この付け方を守れば、ネックバンド型ヘッドホンで髪型の崩れを気にせず、かっこよくつけこなせます。

「ニット帽→ヘッドホン」の順番で付けましょう。耳が帽子にかかるまで深くかぶると音が籠りがちになりますが、帽子のニット生地がイヤーパッドの役目を果たしてくれます。

ガッツリと音を拾いたい場合では、ニット帽を深く被らず耳の上程度に留め、その上からヘッドホンを付ける方法がおすすめです。ヘッドホンが前面に主張してしまうのが嫌な人で目立たせたくない場合は、ネックバンドのヘッドホンにしてニット帽で耳まで覆いましょう。

キャップ帽を被っている状態でもヘッドホンは付けられます。かっこいいファッションの味が出る付け方としては、キャップ帽子だと帽子の上から被せましょう。

ヘッドバンド部分を少し前にしたり、後ろにしたりするのもDJやストリートファッションとしておすすめです。スポーティなコーデをしたいのなら、サイズが大きめのヘッドホンを選ぶとファッションのアクセントになりますよ。

逆ストリート系ファッションにしたい場合、ツバが真っすぐなキャップ帽がおすすめです。お好みのキャップに合わせておしゃれにヘッドホンを使いこなしましょう。

ハットのパターンでは、頭全体を覆うオーバーヘッド系のヘッドホンでは付けにくく、仮につばを折り曲げて付けられたとしても、ヘッドホンが横に広がり少々不格好になります。

紳士なハット帽子でファッションを決めたい方は、「バックバンド型」か「ネックバンド型」のヘッドホンがおすすめです。ネックバンドが後頭部の方へ行くので、ハットとヘッドホンの組み合わせのファッションを楽しめます。

また、横に広がるハットで小さめのヘッドホンなら、「ヘッドホン→ハット」の順番で装着してもすっぽりと収まります。

ヘッドホンの基本的な付け方から、痛くなる原因・帽子やメガネをしている時・ネックバンドの付け方を解説してきました。ヘッドホンは付け方を間違えると耳に負担がかかり、耳が痛くなる原因にもなりストレスが溜まってしまいます。正しいヘッドホンを付け方を実践して、ストレスなく音楽を楽しみましょう。