【2024年最新】骨伝導イヤホンのおすすめ10選｜有線・ワイヤレス

耳を塞がないで音楽が聴ける骨伝導イヤホンが欲しい！

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では選び方の解説に加え、イヤホン・ヘッドホン420人を対象に行ったアンケート結果も取り上げます。

「自分にぴったりな骨伝導イヤホンが欲しい」という方は、購入したいと思える商品を見つけられるはずです。

目標はズバリ、

簡単に骨伝導イヤホン選びの失敗をなくすこと

です。

☆この記事を読めば失敗しない骨伝導イヤホンを選べます！

骨伝導イヤホンは「こめかみに当てて骨を振動させることで音を聞く」イヤホンです。

通常のイヤホンの場合、耳の中の鼓膜を通して認識します。

しかし、骨伝導イヤホンはこの鼓膜の役割を、蝸牛の周りの骨が行います。

元々は難聴(伝音性難聴)の方のための技術ですが、近年はイヤホンの方式の一つとして認知されつつあります。

骨伝導イヤホンの魅力は、なんといっても装着中も周りの音が聴こえる点です。

骨伝導イヤホンなら周囲の音も聴こえるので、外で使用していても危険を察知しやすいです。イヤホンを外す必要なく会話ができるため、ストレスフリーな一面もあります。

また、骨伝導イヤホンは比較的疲れにくく、なおかつ蒸れも感じにくいです。

普通のイヤホンだと耳が痛くなりやすい方は、検討の余地ありです。

骨伝導イヤホンのデメリットは、音漏れがしやすい構造をしている点が挙げられます。

あくまで「骨を振動させることで音を鳴らす仕組み」のため、こめかみに当てて骨を振動させる時点で音自体は周囲に漏れてしまいます。

また、音の広がりやサラウンド感は骨伝導イヤホンでは感じにくいです。

現在の技術力だと、BGM感覚として聴く程度で音質は求めないと考えておく必要があります。

「骨を振動させると体に悪いのでは」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、骨伝導イヤホンが難聴を誘発したり体に悪影響を与えたりするデータはありません。

逆に一般的なイヤホンを着けて大音量で音楽を聴き続ける方が、難聴になるリスクを高める危険性があります。

イヤホンの種類に限らず、あまり音量を大きくしすぎないようにしましょう。

実は、たった3つのポイントを意識するだけでイヤホン選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①有線・ワイヤレスどっちが好みか
②音質は妥協する
③大手メーカーが安心

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 主流はネックバンド型のワイヤレス
  完全ワイヤレス＆有線は有力な選択肢が少ない
• 骨伝導である以上音質はそれなりになる
  
• 無名な中国メーカー製が多い！品質には注意を

これが失敗しないイヤホン選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

ネックバンドのワイヤレスイヤホンは、首の後ろでバンドが繋がっているタイプです。

骨伝導イヤホンの大手が採用しており、一番広く見かけるのがこのタイプでもあります。

• 特徴
  ・骨伝導を手掛ける大手メーカーが採用
  ・スタイリッシュさでは完全ワイヤレスに叶わない
  ・新製品が少なくUSB-TypeC対応が少ない
  ・防水タイプが多い

デメリットはワイヤレスが故の接続性と見た目です。

Bluetoothで接続する以上最新機種でも接続途切れは発生します。また首後ろのバンドが太いほど、野暮ったい印象を抱く人が多いです。完全ワイヤレスのようなスタイリッシュな印象はありません。

完全ワイヤレスイヤホンは、左右が完全に分離したタイプです。

本来ワイヤレスでは最も人気のタイプですが、骨伝導の「こめかみ付近に当てる」という特性上、見た目が大きくワイヤレス本来のスマートさは出ません。

骨伝導イヤホンの大手メーカーも取り扱いがなく、現状では無名メーカーや中国メーカーから選択することになります。

• 特徴
  ・現状無名メーカーばかりのため品質がイマイチ
  ・最近は比較的バッテリー長め

ただしデメリットは「音質・接続性」と「紛失」問題です。

どれだけ最新の高額機種を使用しても、Bluetoothを使用する以上、場所によっては接続途切れが起こります。これはファームウェアのアップデートで改善する場合もありますが、多くの場合根本的な解決になりません。

有線イヤホンは、文字通り有線で接続するタイプです。

大手メーカーでは現状取り扱いがないため、無名メーカーや中国製メーカーが選択肢となります。

• 特徴
  ・現状無名な中国メーカーから選択することになる
  ・断線の可能性がつきまとう
  ・ぽろりと耳から落ちても紛失の危険がない

デメリットはケーブルの存在で、特にウォーキング・ジョギング時は体の揺れで服に引っ掛けて外れる可能性が高く、スポーツユースには向きません。

また、断線したら使えなくなるため、丁寧に扱う必要があります。

イヤホンを購入するからには、音楽鑑賞を楽しみたい人も多いかと思います。

しかし、骨伝導タイプを選択する以上、音質はそれなり、とあらかじめご理解ください。

もちろん、イヤホンとして破綻のない音質は確保されており、特別聞こえない音域があるわけではありません。

ただし、一般的な耳の中に挿入するタイプのイヤホンと比較した場合、全ての面で音質は負けます。

Bluetooth接続するイヤホンは、必ずBluetoothの転送規格であるコーデックが割り当てられています。

このコーデックによって、音質が変わりますが、ほとんどの骨伝導イヤホンは最低限のコーデックであるSBCが採用されています。aptXやLDACといった高音質コーデックはほぼ採用がありません。

一部高級機種のみAACというコーデックも採用されていますが、基本的に最低限の音質のものと覚えてください。

一般用の骨伝導イヤホンを多く取り扱うメーカーは「Shokz (旧AfterShokz) 」が唯一の大手です。

特にネックバンドタイプは「Shokz (旧AfterShokz) 」の模倣品が多く出回っています。

骨伝導イヤホンで失敗したくないなら、「Shokz (旧AfterShokz) 」あるいは一部の国内メーカーから選びましょう。

注意点は、インターネット通販でよく出てくる無名の中国メーカーを選ばないことです。

これらは、すぐに故障する、電源が入らなくなるといった口コミも多く、品質の面でおすすめはしにくいです。

ワイヤレスイヤホンの場合、

なるべく連続再生時間が長くて充電が速いものを使いたい

と考える方も多いですよね。

ただし、生活スタイルによっては、そこまで重視する必要はない場合も多いです。

バッテリー自体の寿命があるため、

使用するにつれ、連続再生可能時間は短くなっていきます。

また、通勤・通学での使用がメインの方は、毎日充電するルーティーンができていれば、どれを選んでもそこまで不便は感じません。

以下では

現在発売中のイヤホンの連続使用時間や充電時間から

バッテリーにまつわる最新情報をご紹介します。

最新ワイヤレスイヤホンのバッテリーのもち（連続使用時間）は、

• 完全ワイヤレスイヤホン　平均5〜8時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン　平均10〜15時間

上記の傾向にあります。

忘れたくないのが、リチウムイオンバッテリーで稼働する以上バッテリーの寿命がある点。ワイヤレスイヤホンのバッテリーは3年程度で寿命を迎えると言われています。

要するに、3年かけて連続使用時間は徐々に短くなります。スペック表記通りの時間で使用できるわけではない点は、あらかじめご理解ください。

充電時間はイヤホンの充電ルーティンが決まっていない人は気にするべきです。

今から外出しながら使いたいのに、充電がなくて使えないとなるとがっかりしますよね。

しかし、「夜寝る前に必ず充電ポートに接続」のように充電ルーティンが確立されているなら重要視する必要はありません。

充電時間は以下のような傾向にあります。

• 完全ワイヤレスイヤホン
  イヤホン：約1〜2時間
  充電ケース：約2〜3時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン
  平均1.5〜3時間

もっとも、充電時間に差があると言っても数時間もの大きな違いはないため、重要視するスペックというよりかは、「なるべく短い方が嬉しい」程度の要素として考えるべきです。

接続の安定性はBluetoothのバージョンで決まります。

簡潔にいうと、「新しいほど安定していて速くて省電力」です。

詳細は以下の表になりますが、これから購入するならBluetooth5.2以上が推奨です。

ただし、接続機器側(スマートフォンなど)も同じバージョンへ対応しなければ機能が発揮できない(下位互換になる)点は覚えておいてください。

イヤホン購入後の意外ながっかりに繋がりがちなのが操作性です。

コントローラーが指先だけで簡単操作できなければ、その都度イヤホンを外して目視確認での操作となるため、非常に不便に感じます。

操作性には以下のようなさまざまな要素が絡みます。

• コントローラーやボタンの位置
• ボタンの出っ張りを触った時の分かりやすさ
• ボタンのサイズ

購入前にはなかなか気付きにくいため、可能なら試聴時に一通りボタンを操作してみるのをおすすめします。

骨伝導イヤホンでも主流のネックバンドタイプは、基本的に25〜30g程度あります。

常に頭に装着することになるため、ほんの30g程度であっても違和感を感じる人がいないわけではありません。

完全ワイヤレスなら軽量ですが、商品の選択肢がほぼないため、骨伝導を選ぶ以上ある程度重量は許容しなければなりません。

イヤホンの防水・防塵性能は、ライフスタイルによって重要性が変わります。

• スポーツシーンで使用する：重要(汗など)
• 通学通勤で使用する：重要(雨・ペットボトルの結露など)
• 自宅で使用する：重要ではない

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、

「IP6X」(防塵)
「IPX8」(防水)

のように表します。

イヤホンに重要なのは防水性能の方で、等級は「0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。スポーツシーンで使用する場合は、IPX4以上がおすすめです。

骨伝導イヤホンを選ぶ上で、デザインはあまり選ぶ余地がありません。

というのも、「Shokz (旧AfterShokz) 」社のネックバンド型骨伝導イヤホンが売れ筋の大多数を占める関係上、この商品の模倣デザインが多いためです。

スポーティーではあるものの、完全ワイヤレスイヤホンほどスタイリッシュではない点は目をつむる必要があります。

骨伝導イヤホンを選択したい理由が「ながら聞き」であるなら、他にオープンイヤータイプでも目的を果たせます。

これは、耳に装着するスピーカー部に穴が空いている、あるいは完全に差し込まない方式で、耳元に小型スピーカーを装着するような感覚で使用できます。

遮音性はないものの、周囲の音を聴きながらBGM感覚で使用するという目的で作られた製品です。

こちらなら、ソニーといった大手音響メーカー製のイヤホンも選べますよ。

骨伝導イヤホンは、BGM感覚で使用できる利便性の高さを備えています。音漏れや音質が気になりますが、街中や自宅など、シーンによっては骨伝導イヤホンの方が最適なことも多いです。自分がどこでどのように使うのかを考えて、最適な骨伝導イヤホンを選んでください。