【完全ワイヤレスも】耳を塞がない・耳に入れないイヤホン人気おすすめ9選｜難聴になる？

ジョギング中や移動中など、さまざまなシーンで活躍するイヤホン。音楽を聴いたり動画を観たりと、今や生活に欠かせないアイテムです。しかし、イヤホンをしていると周りの音が聞こえにくく、周囲に注意を払うのが難しいですよね。

また、夜道を歩くときに周りの音が聞こえないと防犯上危険ですが、毎回イヤホンを取り外すのは面倒です。そこでおすすめなのが、耳を塞がないイヤホンです。耳に入れないので、周りの音を聞き取りながら音楽を楽しめます。

今回は耳を塞がないイヤホンのメリット・デメリット、選び方のポイントを2022年最新情報を基に解説します。日本製の完全ワイヤレスイヤホン、耳に負担の少ないイヤホンなど、おすすめ商品も紹介しますので、参考にしてください。

イヤホンといえば耳を塞ぐもの、と思いますよね。しかし最近では、耳を塞がず圧迫感のないイヤホンも支持を集めています。具体的には、以下のような種類です。

耳の中にイヤーピースを挿入するものの、中央がリング状に開いているためイヤホン特有の圧迫感がありません。

「イヤーカフ」とはその形状のこと。骨伝導タイプと、小さなスピーカーを内蔵しているタイプと方式は2種類あります。

一般的に流通している形状の骨伝導イヤホンで、見たことのある方も多いですよね。多数の中華メーカーも手掛けているタイプです。

耳を塞がないイヤホンの最大のメリットは外の音がしっかり聞こえる点です。近くのスピーカーから聞こえてくるような感覚なので、BGMとして音楽を楽しむ・ラジオやオーディオブックを聴き流すなどしながら、日常生活を送れます。

移動中でも車や自転車、人の足音などが聞こえるため安全で、駅や電車内でアナウンスを聞き逃しません。また、音楽を流したままでも会話ができるので、買い物の際にレジでわざわざイヤホンを外す手間が省けます。

イヤホンは耳が圧迫される感じが苦手・耳の中が蒸れて長時間付けていられない方もいますよね。耳を塞がないイヤホンなら装着にストレスを感じにくく、中には付けているのを忘れるほど違和感を感じないモデルもあります。

装着の方法はさまざまなので、自分の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。種類については後ほど詳しく解説します。お手持ちのイヤホンでトラブルやストレスを感じている方は、以下の記事の確認もおすすめです。

従来のイヤホンで誰もが経験するようなさまざまな不快感も、耳を塞がないイヤホンであればそれほど気になりません。たとえば、コードの接触により発生するタッチノイズや自身の呼吸音で音を妨げられないため、どのようなシーンでも快適に使用できます。

以下の記事では、コードのないワイヤレスタイプのイヤホンについてご紹介しているので、併せてチェックしてください。

商品によっては鼓膜への負担が少ないものもあります。そのタイプであれば、耳が痛くなりにくかったり疲れにくかったりと長時間の使用にも適しています。

また、骨伝導タイプのものには難聴の方向けのイヤホンも展開されており、従来のイヤホンでは音楽を楽しめなかった方でも使用できるのは嬉しい点です。負担の少ない骨伝導イヤホンは、以下の記事でも詳しく解説しています。

「耳を塞がない」性質上仕方のないところですが、耳を塞がないイヤホンは低音が弱い傾向があります。高音・中音は従来のイヤホンと遜色がない商品も多いものの、低音を重視する方には少し物足りないかもしれません。

そのため日常的には耳を塞がないイヤホンを利用し、きちんと音楽を楽しみたいときには別のイヤホンを利用するといったように、シーンで使い分けるのも1つの選択肢です。

密閉型と比べると構造上どうしても起きてしまうのが音漏れです。電車やオフィスなど、状況によっては音量に注意しながら使用する必要があります。

耳を塞がないイヤホンは、静かな公共の場所での使用はあまりおすすめできません。音漏れが気になる方は、次のリンク記事もおすすめです。

カナル型のように耳を塞がない分、音が抜けてしまい音量が小さめに感じられます。

スマートフォン側で最大音量にしてもまだ物足りない…と感じる場合もあるため、迫力を重視する方には向きません。

ここからはイヤホンを選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際にイヤホン・ヘッドホンを購入した420名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• イヤホンの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してイヤホンを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

実は、たった3つのポイントを意識するだけでイヤホン選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①どこまで音に予算をかけられるか
②有線・ワイヤレスどっちが好みか
③よく聞く音楽にあった音質を把握する

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 予算を決める
  初心者は失敗してもいい価格、買い替えなら今の機種を元に
  
• 使用感やデザイン重視ならワイヤレス
  接続途切れや紛失のデメリットも考慮
  
• オープンイヤータイプは音質はそれなりと理解
  

これが失敗しないイヤホン選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

以下は一般的なイヤホン買い替え時の予算設定のアンケート結果です。

結果は同価格帯で買い替える、と回答した方がどの価格帯でも最も大きな割合を占めました。

次に3万円未満では「（今よりも）少し高くする」が、

3万円以上では「（今よりも）少し安くする」が続きました。

この結果を分析すると、

5,000〜2万円台程度のイヤホン・ヘッドホンを使用中なら、3〜4割の人は「次はもう少しいいものに変えよう」と考えていることになります。

しかし、耳を塞がないイヤホンは、遮音性の高いカナル型イヤホンとは使用感も音質もほぼ別物です。

そのため、通常のイヤホンのように予算設定をするよりかは、まずは1万円以下のお手頃価格で使い方に納得できそうかを試してみるのをおすすめします。

耳を塞がないイヤホンの接続タイプは、

・完全ワイヤレス
・ネックバンド型(左右一体型)

この2種類です。

完全ワイヤレスイヤホンは、左右が完全に分離したタイプです。

話題性や流行を重視したい、スマートに装着したいなら、

完全ワイヤレスタイプ一択です。

• おすすめな人
  ▶︎ケーブルが煩わしい人・スタイリッシュさが欲しい人・物の管理が得意な人
• おすすめしない人
  ▶︎物を紛失しやすい人・途切れが許せない人・とにかく安く済ませたい人・音質重視の人
• 特徴
  ・Bluetooth接続
  ・自由度が高く、装着時にイヤホンの存在を意識しなくなる
  ・流行のタイプで見た目もスタイリッシュ
  ・最近は比較的バッテリーも長め

ただしデメリットは「音質・接続性」と「紛失」問題です。

どれだけ最新の高額機種を使用しても、Bluetoothを使用する以上、場所によっては接続途切れが起こります。これはファームウェアのアップデートで改善する場合もありますが、多くの場合根本的な解決になりません。

また「紛失」も大きな問題で、ワイヤレスイヤホンの買い替え理由でも常に一定数を占めます。「移動時にも使う」「小型」「耳から外れやすい」とあって、非常に紛失しやすいです。

中には位置情報付きイヤホンもありますが、それでも手元に戻らない場合もあります。

ネックバンド(左右一体型)のワイヤレスイヤホンは、

首の後ろのみケーブルが繋がっているタイプです。

完全ワイヤレスタイプと比べて人気があるとは言えないものの、完全ワイヤレスとほとんど同じ自由度ながら紛失しにくいのが魅力です。

• おすすめな人
  ▶︎ワイヤレスでも使い勝手を求める人・紛失しにくさを求める人
• おすすめしない人
  ▶︎音質を求める人・完全ワイヤレスのスタイリッシュさが欲しい人
• 特徴
  ・有線タイプに近い使い勝手だがBluetoothでワイヤレス
  ・片耳だけすぐに外せて紛失しにくい
  ・スタイリッシュさでは完全ワイヤレスに叶わない
  ・新製品が少なくUSB-TypeC対応が少ない

外出時のレジでの会計時でも、片耳だけさっと外して対応できます。完全ワイヤレスだと紛失しないよう「ポケットに入れる」という動作が必要ですが、ネックバンド式ならスマートです。

逆に、デメリットはワイヤレスが故の接続性と見た目です。

Bluetoothで接続する以上最新機種でも接続途切れは発生します。また首後ろのバンドが太いほど、野暮ったい印象を抱く人が多いです。完全ワイヤレスのようなスタイリッシュな印象はありません。

耳を塞がないオープンタイプである以上、音質はそれなりになる。

耳を塞がない作りをしている以上、どうしても遮音性の高いカナル型のような、高い没入感と迫力は得られません。特性上それはまず理解するべきです。

しかし、それでも少しでも音質を良くしたいなら、Bluetoothのコーデックにこだわるべきです。

コーデックとは、データの変換規格で、音質に関わります。

• iPhone → AAC対応
• Android → aptX対応

これを基準にイヤホンを選んでください。

インナーイヤー型はカナル型に次いで多く、

耳穴周辺の「耳甲介」と呼ばれる軟骨に引っ掛けて装着するタイプです。

カナル型の密閉感が苦手な方・頭痛を感じる方におすすめなのが、このインナーイヤー型。カナル型ほどの遮音性はなく、音と耳との距離感もあり心地いい開放感があります。

ただし、通勤電車の中ではシャカシャカ音が漏れる可能性があり推奨とは言い難いです。さらに遮音性が低く周囲の音が聞こえやすいため、音に没頭したい場合にも不向きです。

オープンイヤー型はやや珍しいタイプで、耳に引っ掛けたり、インナーイヤーのように引っ掛けて使用するタイプです。形状は統一されておらず、「オープン」になっているかで見分けます。

イヤホンの密閉感が苦手な方はもちろん、そこまで没頭せず作業したい時、周囲の様子を見つつ音楽を流したい時などに向いています。

感覚としては、耳の近くに小型のスピーカーがある状態に近く、遮音性はないため周囲の音も聞こえます。慣れないと不思議な感覚と言われますが、装着感が非常に軽くおすすめです。

ただし、遮音性は全くないため使用場所を選びます。主に在宅時の作業用でお探しの方にお試しいただきたいタイプです。

骨伝導型はオープンイヤータイプの一種で、その名の通り「骨伝導」の仕組みで音を聞くイヤホンです。

同じく耳に負担が少ないオープンイヤーの方が製品の種類も多く、あえてこちらを選ぶ理由は少ないものの、「耳に引っ掛ける感覚」がどうしても苦手な方は試す価値ありです。

メリットデメリットはオープンイヤー型とほぼ同じなものの、「ネックバンド型は目立つ」「お手頃商品が少ない」「音質がそこまでよくない」のデメリットが増えます。

また、人によってはこめかみに違和感や痛みを感じる場合もあります。

ワイヤレスイヤホンの場合、

なるべく連続再生時間が長くて充電が速いものを使いたい

と考える方も多いですよね。

ただし、生活スタイルによっては、そこまで重視する必要はない場合も多いです。

バッテリー自体の寿命があるため、

使用するにつれ、連続再生可能時間は短くなっていきます。

また、通勤・通学での使用がメインの方は、毎日充電するルーティーンができていれば、どれを選んでもそこまで不便は感じません。

以下では

現在発売中のイヤホンの連続使用時間や充電時間から

バッテリーにまつわる最新情報をご紹介します。

最新ワイヤレスイヤホンのバッテリーのもち（連続使用時間）は、

• 完全ワイヤレスイヤホン　平均5〜8時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン　平均10〜15時間

上記の傾向にあります。

忘れたくないのが、リチウムイオンバッテリーで稼働する以上バッテリーの寿命がある点。ワイヤレスイヤホンのバッテリーは3年程度で寿命を迎えると言われています。

要するに、3年かけて連続使用時間は徐々に短くなります。スペック表記通りの時間で使用できるわけではない点は、あらかじめご理解ください。

充電時間はイヤホンの充電ルーティンが決まっていない人は気にするべきです。

今から外出しながら使いたいのに、充電がなくて使えないとなるとがっかりしますよね。

しかし、「夜寝る前に必ず充電ポートに接続」のように充電ルーティンが確立されているなら重要視する必要はありません。

充電時間は以下のような傾向にあります。

• 完全ワイヤレスイヤホン
  イヤホン：約1〜2時間
  充電ケース：約2〜3時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン
  平均1.5〜3時間

もっとも、充電時間に差があると言っても数時間もの大きな違いはないため、重要視するスペックというよりかは、「なるべく短い方が嬉しい」程度の要素として考えるべきです。

「自動電源OFF機能」は、使用をやめて一定時間経過すると自動で電源を切る機能です。

バッテリーの消耗を防いだり、電話に出るときにイヤホンでの着信をOFFにしたりと、バッテリーもちのためには必ず欲しい機能でもあります。

SONYやAppleなど、大手メーカー製ワイヤレスイヤホンは基本機能として標準搭載されています。

しかし発売中のワイヤレスイヤホンの全体数からの比率を見ると「ほとんどついている」とまでは言えません。無名メーカーイヤホンや格安イヤホンの場合は、自動電源OFF機能搭載か確認してください。

接続の安定性はBluetoothのバージョンで決まります。

簡潔にいうと、「新しいほど安定していて速くて省電力」です。

詳細は以下の表になりますが、これから購入するならBluetooth5.2以上が推奨です。

ただし、接続機器側(スマートフォンなど)も同じバージョンへ対応しなければ機能が発揮できない(下位互換になる)点は覚えておいてください。

イヤホン購入後の意外ながっかりに繋がりがちなのが操作性です。

コントローラーが指先だけで簡単操作できなければ、その都度イヤホンを外して目視確認での操作となるため、非常に不便に感じます。

操作性には以下のようなさまざまな要素が絡みます。

• コントローラーやボタンの位置
• ボタンの出っ張りを触った時の分かりやすさ
• ボタンのサイズ

購入前にはなかなか気付きにくいため、可能なら試聴時に一通りボタンを操作してみるのをおすすめします。

イヤホンのマイク性能は、音楽鑑賞用途ならこだわる必要はありません。

しかし、ビジネスシーンで利用する方はこだわるべきです。

テレビ会議での発表や打ち合わせなど、聞き取りやすさ次第ではビジネスに影響を及ぼす場合もあります。

メーカーを上げるなら、基本的にソニーのイヤホンなどはどれもマイク性能が良く聞き取り安いです。

それ以上にこだわり出すなら、別途専用マイクやヘッドセット型で探したりと、イヤホンよりも範囲を広めて探すのをおすすめします。

イヤホンの重量は、落ちやすさ・外れやすさに関わります。

重いと耳からポロポロ外れてしまう場合もあるため、なるべく平均かそれ以下の重さのものがおすすめ。

世に発売されている完全ワイヤレスイヤホンは、片耳で4〜6g程度の製品が多く、両耳10〜12g程度なら平均的です。

逆にそれ以上の重さになると、先述の通り落ちやすくなる・外れやすくなるといった弊害が出ます。中には肩こりを感じる人もいるため、なるべく平均かそれ以下の重さのイヤホンを選びましょう。

イヤホンの防水・防塵性能は、ライフスタイルによって重要性が変わります。

• スポーツシーンで使用する：重要(汗など)
• 通学通勤で使用する：重要(雨・ペットボトルの結露など)
• 自宅で使用する：重要ではない

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、

「IP6X」(防塵)
「IPX8」(防水)

のように表します。

イヤホンに重要なのは防水性能の方で、等級は「0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。スポーツシーンで使用する場合は、IPX4以上がおすすめです。

イヤホンのデザインは音質や性能には直接影響しません。

そのため最重要視する項目ではないものの、人に見られた時の印象やイメージを左右したり、毎日使う方はそれだけ目に入るので気になる方もいますよね。

最近はパステルカラーやアースカラーの流行りで、女性が好む色味やコロンとしたデザインのイヤホンも増えています。

また、ワイヤレスなら気分でイヤホンケースを変えるのもおすすめです。有名ブランドや人気キャラクターとコラボしたデザインのものも見つかります。

耐久性は主に、メーカー保証を確認しましょう。

聞き慣れない格安メーカーの場合、初期不良が起きていることも多く、いざというときのサポートが不十分なことも多いです。

イヤホンは多数のメーカーが出しており、コピー品に近いものも多く出回ってるため、耐久性の面でも聞いたことがないメーカーは避け、次の見出しで紹介するメーカーを選ぶのが無難です。

日本最大手の音響メーカーであるソニー。高音質からコスパイヤホンまで手広く揃うため、「とりあえずしっかり使えるイヤホンを」とお探しならまずはソニーをチェックしてください。

とにかく種類が多く、初心者からこだわりのある方まで万人におすすめできます。

有線・ワイヤレス以外にも、耳掛け型やネックバンド型にオープンイヤーに片耳ヘッドセット、もちろん防水対応もあり、「こんな風に使えるイヤホンはないかな？」とこだわりがある方は、ソニー製品ならきっと見つかります。

また、ノイズキャンセリングを重視するときも、ソニーかApple・BOSEの3社が本格的でおすすめ。音質はフラットの傾向が強く、特別低音が強い訳ではありません。

AppleのイヤホンといえばAirPodsシリーズ。

特にAirPodsProが一番人気で、気になっている方・使用中の方も多いのではないでしょうか？

価格が高いだけあって音質が良く、ノイズキャンセリングもしっかり聞いて外音取り込みもワンタッチと、使い勝手がとてもいいです。

ただし、2022年7月にアップル製品の一斉値上げがあり、30,800円→38,800円と約4万円まで値上がりしてしまったのはやや痛いです。

ライバルとなるソニーのイヤホン「WF-1000XM4」がネット価格で2万5千円程度とかなり差がついてしまったため、1万円の価格差に価値を見いだせそうかで購入の検討をおすすめします。

BOSEといえばスピーカーを思い浮かべる人も多いですよね。

イヤホンも手がけており、スピーカーと同じく重低音をしっかり響かせます。

とくに、最上位機種である最新の「QuietComfort Earbuds II」は高音・低音どちらもしっかり伸び良く音も澄んでおり、機能性も高評価です。

ただし、全品ワイヤレス対応で低価格帯商品を出していないため、基本的に1.5万円以上〜とやや予算が必要です。「お試しイヤホン」として購入は難しく感じがちな価格帯のため、イヤホンにこだわりが出てきた方におすすめします。

ビーツ・エレクトロニクスは「Beats by Dre」のブランドを手掛けています。現Appleの子会社でiPhoneやApple Watchとの連携が魅力。

特に、iPhone＋Apple Watchで使用している人は恩恵が大きいです。両方で使っている際に、音楽の再生元を自動判別してイヤホンの接続元も自動切替えする機能がデフォルトでついています。

ただし、AirPodsの代わりになるかと言われると、音質面ではそれなりに落ちると評価される場合がほとんど。すでにAirPodsを所持しているなら購入する必要はなく、買い替えの場合は価格なりの音質と納得する必要があります。

オーディオテクニカはコスパ帯から高額帯まで、幅広くイヤホンを手がけており、格安の有線イヤホンで特に中華製や100円ショップで仕入れるなら、オーディオテクニカの方がよほどいいです。

音質はドンシャリというよりも締まった低音と中音寄り、と称される商品が多いです。低音重視ならあえてオーディオテクニカを選ぶ必要性は薄いです。

またワイヤレスイヤホンはガジェットとしての技術の問題か、ファームウェアアップデートがうまくいかない、ブツブツ途切れるといった声もあるため、欲しい商品があるならあらかじめレビューのチェック推奨です。

JVCといえば「犬と蓄音機のイラスト」を思い浮かべる人もいますよね。ウッドコーンスピーカーでおなじみ老舗音響メーカーです。

人気の中心は1万円以下のコスパ帯ワイヤレスイヤホンで、実際にそこまで音質にこだわりが少なく、「まずは使ってみたい」という方におすすめ。

同じような価格帯で、中華製のワイヤレスイヤホンを使用するなら、JVCの方が満足感は高いです。

Jabraのイヤホンは、ノイズキャンセリング＋コスパで選ぶ場合におすすめです。「Elite」シリーズは機能のわりに価格がお手頃で、2万以上は出せないからそれ以下で探したい人は必見です。

特におすすめなのは「Elite 85t」で、ANC(アクティブノイズキャンセリング)付きで安い時は1.5万円程度で手に入ります。そこまで予算はかけられないものの、ちょっといいものを欲しい場合にピッタリ。

また、Bluetoothのマルチポイント(2機器同時接続)に対応したイヤホンが多く、パソコン・タブレット・スマートフォンで同時接続する場合に非常に便利です。

JBLはアメリカの大手スピーカーメーカー。ジャズシーンでの利用で有名ですが、日本ではトヨタ車の一部のカースピーカーに採用されているため、一度はJBLサウンドを聞いたことがある人が実は多いです。

製品は5千円以下のお手頃なワイヤレスイヤホンから、2万円越えまで各種揃っています。スピーカーメーカーの音質とコスパを期待する人は、JBLイヤホンを選択肢に入れてください。

ただし、スピーカーのようなJBLサウンド・音質を期待すると「結局価格なり」とがっかりする可能性が高いため、そのような場合は試聴を推奨します。

Ankerは中国のガジェットメーカーです。PCやスマホアクセサリを探しているときに、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

Ankerのイヤホンは、ガジェットとしてワイヤレスで不満なく使える・ある程度の音質があればいい場合におすすめです。

音質のこだわりは音響メーカーが作るリッチな音や雰囲気・ディティールには敵いませんが、「あくまで音楽を聞くための道具」として割り切って使う場合には、非常にコスパよく購入しやすいです。

中華ガジェットメーカーその2　コスパ商品をお探しなら

SOUNDPEATSも位置付けとしてはAnkerと同じ中華ガジェットメーカーです。一時期YouTubeで広く取り上げられたため、中華製コスパワイヤレスイヤホンをお探しの場合は選択肢となります。

ちなみに、音質はAnkerの方が上と感じる人が多いものの、価格はSOUNDPEATSの方が安いです。イヤホンにそこまで音質を求めない場合は、十分「使える」イヤホンですよ。

TaotronicsもAnkerやSOUNDPEATSと同じ中華ガジェットメーカーのイヤホンです。一時期こぞってYouTubeで「神コスパイヤホン」として取り上げられたため、知名度が一気に上がりました。

音質はSOUNDPEATSより少し下で、価格もさらに安いため、「とにかく安くとりあえず使えるワイヤレスイヤホンが欲しい」ような人に向いています。Amazonで全くの無名メーカーの格安ワイヤレスイヤホンを購入するくらいなら、Taotronicsを選んだ方が失敗が少ないです。

エレコムはPCを扱う人ならほとんどの方が知っているアクセサリメーカーです。イヤホンも音楽を楽しむというよりかは、ガジェットとしての音質で便利に使う、という方向性らしい格安イヤホンが多いです。

売れ筋は5,000円以下のワイヤレスイヤホンで、価格帯は中華イヤホン同等ですが、日本メーカーとの安心感があります。とりあえずワイヤレスイヤホンの使い勝手を試してみたい場合におすすめです。

Shokz (旧AfterShokz)はバンドタイプの骨伝導イヤホンの最大手メーカーです。スポーツシーン用でメーカー名指しでお求めの方が多いです。

手がける商品は全て骨伝導タイプで、音質も骨伝導タイプにしては比較的いいと評判です。特徴的なフォルムですが、ほぼ同じような模造品が出回っているため、購入時にはメーカー名を必ず確認してください。

マルチペアリング・マルチポイントとはBluetoothの機能の一つです。

それぞれ似て異なる別の機能のため、ここで一緒に紹介します。

• マルチペアリング
  ・イヤホンに複数機器を同時登録する機能
  ・あくまで登録(ペアリング)のみで、接続自体は1つずつ
• マルチポイント
  ・イヤホンと対応機器を2つ同時接続する機能
  ・登録ではなく同時接続
  ・スマホで音楽を聴きながら、パソコンの通話に対応可能
  ・スマホで音楽を聴きながら、すぐに切り替えてタブレットの動画視聴が可能

このように似ているようでかなり機能が違います。特にマルチポイントは使い勝手がいいです。

マルチペアリング対応機器はいくつか増えてきているものの、マルチポイント対応イヤホンはまだ限られています。複数機器の同時使用をする環境なら、こだわってみるのもおすすめです。

イヤホンを使用すると、耳の中の蝸牛に大きな振動が伝わり続けて負担がかかり、難聴になる危険性もあります。特に、イヤホンで大音量の音楽を聴く方は注意が必要です。音楽鑑賞が体に悪い影響を与えるかもしれないと考えると、少々怖い気もします。

しかし、骨伝導イヤホンは音量を上げなくても比較的聴きやすいのが特徴です。また、空気振動を利用せずに音楽が聴けるため、一般的なイヤホンよりも難聴になるリスクが少ないと言われています。ただし、騒音性難聴には効果が少ない点に気を付けましょう。

耳を塞がないイヤホンのメリットやデメリット・イヤホンの選び方・おすすめ商品についてご紹介しました。耳を塞がないイヤホンは、イヤホンの密着感が苦手な方や、周囲の音を遮りたくない方にぴったりです。この記事を参考に、自分に合った商品を見つけてください。